犬の健康管理
ワクチン(予防接種)
重篤な感染症から犬を守るために、定期的にワクチン(予防接種)を受ける必要があります。 犬のワクチン(予防接種)には保険が効かないため、費用がかさみます。そのため近年のペットブームで犬を飼う人が増加しても、ワクチン(予防接種)を受ける率は年々下がっています。 愛する犬の病気を予防し健康を守るためにも、必ずワクチン(予防接種)を受けさせましょう。
ワクチンで予防できる感染症
・ジステンバー
・犬コロナウィルス感染症
・レプトスピラ症(ズーノーシス)
・パルボウィルス感染症
・犬パラインフルエンザ
・犬伝染性肝炎
・犬アデノウィルス2型感染症
・狂犬病 (ズーノーシス)
※このうち「狂犬病」は、狂犬病予防法によってすべての犬への接種(年1回)が義務づけられています
ワクチンを受ける時期
・子犬の場合
母犬の初乳から得られる免疫(移行抗体)の効果が低下する、生後60日齢前後に1回目のワクチン接種を行います。ただし、母犬から得た免疫の抵抗力が残っている場合は、1回目のワクチン接種は若干遅らせても構いませんが、安全を期する目的で60日齢前後での摂取をお勧めします。
その約1ヶ月後にあたる生後90日齢前後に2回目のワクチン接種を行います。
完全な免疫を確立するため、更に1ヶ月後に3回目の接種を行う動物病院も増えています。
・成犬の場合
年に1回定期的に接種するのが一般的ですが、近年接種回数が見直されつつあり、2~3年間に1回と間隔を空けての接種もあるようです。獣医師とよく相談して行うようにしましょう。