猫の病気
子宮蓄膿症
症状
子宮内に膿が貯留する疾病で、元気消失、発熱、食欲不振、嘔吐といった症状がみられます。陰部から黄色い膿が出ている場合もあります。多飲多尿がみられ、子宮が破れて腹腔内に細菌が漏れた場合は腹膜炎を起こし短時間で死に至る場合もあります。
原因
大腸菌、サルモネラ菌、ブドウ球菌などの細菌が膣から子宮内に侵入して、子宮内膜炎を起こし、さらに症状が進行すると子宮蓄膿症になります。
治療の方法
手術によって卵巣と子宮の切除が有効な治療とされていますが、状態によっては抗生物質やホルモン剤などの服用で治療する場合もあります。症状の早期発見、早期治療が重要です。