猫の病気
猫ウイルス性鼻気管炎
症状
人間の風邪と似ていて、感染して1~3日すると、食欲がなくなり、くしゃみや咳、鼻水、よだれ、涙などが頻繁に出るようになります。症状が悪化すると慢性副鼻腔炎(蓄膿症)や呼吸困難、気管支炎から肺炎、胃腸障害のために下痢を併発し死に至る場合もあります。 口内炎や結膜炎を併発する場合もあります。
原因
猫ヘルペスウイルスが原因で起こる猫のインフルエンザの一種です。すでに猫ヘルペスウイルスに感染している猫との接触が原因で、直接の接触がなくても排泄物または同じ餌を食べたり、同じ水を飲んだりしても感染するので日常的に注意が必要です。
治療の方法
現在のところ治療のための特効薬はないので、症状に応じて点滴や栄養補給などを行い、脱水症状の改善と体力の回復をはかります。また、他の猫への二次感染を防ぐため、抗生物質を投与します。
定期的なワクチン接種(子猫:年2回、成猫:年1回)で予防することが可能です。