猫の病気
猫伝染性腸炎(猫汎白血球減少症)
症状
軽症の場合は軽い吐き気や下痢などの症状ですが、重症の場合は40~41度に及ぶ高熱、食欲不振、嘔吐、血痢などの症状がみられます。水も飲まなくなり、体力のない子猫の場合、脱水症状が2~3日続くと、最悪の場合は死に至る場合もあります。この病気は、以前は猫ジステンバーとも言われていました。
原因
猫伝染性腸炎はとても感染力が強い猫パルボウイルスが原因の感染症です。この病気に感染している猫との接触が主な原因となります。
治療の方法
水分や電解質バランスを保つための点滴や栄養補給などを行い、脱水症状の改善と体力の回復を図ります。嘔吐が激しい場合は、無理に水や食べ物を与えず安静と保温を保つことが大切です。早期の診断が重要です。
定期的なワクチン接種(子猫:年2回、成猫:年1回)で予防できます。