猫の健康管理
ワクチン(予防接種)
感染症は愛猫を死に至らしめる恐ろしい病気ですが、ワクチンの接種によって予防することができる感染症もあります。正しい知識と予防対策で、猫を感染症から守りましょう。
ワクチンで予防できる感染症
・猫ウイルス性鼻気管炎
・猫カリシウイルス感染症
・猫汎白血球減少症
・猫白血病ウイルス感染症
・クラミジア感染症
ワクチンで予防できない病気
・猫エイズ(猫免疫不全ウイルス感染症)
・猫伝染性腹膜炎
ワクチンを受ける時期
・子猫の場合
母猫の初乳から得られる免疫(移行抗体)の効果が低下する、生後50日齢前後に1回目のワクチン接種を行います。ただし、母猫から得た免疫の抵抗力が残っている場合は、1回目のワクチン接種は若干遅らせても構いませんが、安全を期する目的で50日齢前後での接種をお勧めします。また、最初に接種した後4週間間隔で、さらに1~2回のワクチン接種を行うと完全な免疫を確立できます。
・成猫の場合
成猫では基本的に毎年1回定期的にワクチン接種を行うと、免疫効果が継続されます。